4/19 スタッフブログ「いもたん」 ~〝アート〟それぞれの楽しみ方~
〝芸術〟でも〝美術〟でも〝Art〟でもなく 〝アート〟
それに『よりみち』をくっつけると『よりみちアート』
なんともほのぼのとして…肩の力の抜けた… それでいて底なしのわくわく感!を感じませんか?
このネーミング、天才的!と思わずにはいられません。
『よりみちアート』は、しん☆ちびでもすっかりお馴染みとなりました、羽中田桂子先生のアートワークの時間です。
4/16(日)開催 よりみちウィンドウアート
「いもたん」は、この日をとーっても楽しみにしていました。
なんてったって、窓にお絵描きできちゃうんですから! 子どもだけでなく、おとなだってわくわくしてしまいます!
いつも感じるのは、子どもたちのお絵かきには迷いがないこと。
画材(筆・クレヨン・えんぴつなどなど…)を手にした瞬間、あふれるように描き出します。
それはもう、うらやましさを覚えるくらい。
これ、おとなになるとできないのですよね。どうしてかな。 「いもたん」大いに、心当たりあり(笑)です。
なにを描こう? 何色がいい? おかしくないかな?
きっとおとなになる過程で身に着けたものがそうさせるのだとは思いますが、それはそれで決して悪くない。のかもしれません。
さて、「よりみちアート」の作品の一部(画:羽中田桂子先生)は、しばらくそのままに、皆さんに楽しんでもらおうかなと残してあります。
多目的ルームの大きな窓をどうぞご覧くださいませ。
ところで「いもたん」 美術館巡りが趣味のひとつです。
決して詳しいわけではありませんが、なんとなーく居心地の良さを感じたり、また言葉にならない刺激を得ることができるからです。
楽しみ方は、きっと人それぞれで、
作者の意図や作品のまつわる背景など、予備知識を入れてから楽しみたい。
なんとなーく好きだから。とりあえず人に勧められた。庭がすてき。隣接するレストランのケーキが美味しい。
大切な人が好きな場所だから… とか。
「いもたん」は、なんとなーく好きだから派です。
数年前に、上野の某美術館の「ムンク展」を訪れたときのこと。
数歩先を行く「いもたん」よりだいぶ先輩マダムたちが
「ムンクってどこの国の人?」「知らないねー」「なんだかわからないけど、すごい絵だね」「どうしてこの絵を描こうとおもったのかね」「しかし足元が暗いねー」「それより歩き疲れた どこかに座りたい」と、小声で繰り広げる会話に「いもたん」大いに共感!なぜなら、同じことを思いながら鑑賞していたからです( ´艸`)
*ちなみにムンクは、ノルウェー出身だそう。教科書に載っている代表作『叫び』が有名です。
まさにファーストインプレッションを大切に、心が絵から離れてちょっと「よりみち」しても、そんな風に楽しむのもすてきだなと思いました。
子育て中は場所によっては出かけるのを躊躇してしまうかもしれませんが、「いもたん」の感じるところでは、意外と小さな子ども連れの方もたくさん訪れているような気がします。
それに、日常の中にも〝アート〟な出来事は、きっとあるのでしょうね。
しん☆ちびスタッフとして、子育て中ならではの感動を一緒に見つけられる存在でありたいな…と思っています。
最後におすすめの美術館をご紹介いたします。
長野県上田市にある 『無言館』
実は気持ちが華やぐような作品ばかりではありません。
でも、様々な想いが自分の中にあふれ出てくるそんな作品がたくさんあります。
悲しい出来事が、遠く離れた国である今だからぜひ。そんな美術館です。
長文のお付き合い ありがとうございました。